Nylissa's face in distant memories
公開済みの stampsy
"The ancient far-off sunset"_March 16, 2021 をスライドに仕立て直したもの。
ふと思うものがあった。
以下は stampsy に付けたテキスト。
スタジオ西側の壁面が全て窓
夕陽を背にして立ち尽くす場面が頭に浮かんだ
アクセスに要する時間を考えれば
私の場合 晩秋か冬至の頃を狙うしかなく
しかも この日の天候は下り坂…
それでも 一度思い描いた落日の光景が頭から離れず
この paperback を持ってもらうことにした
どんなものを撮りたいのか 妄想を説明するのは 難しく
一言二言述べたら良い方なのだが
小道具として適当な本を用意すれば
下手な説明を加えるよりは伝わりやすい
梗概を少しばかり…
悲しい話ですね という反応だった
確かに 遣る瀬無い感じがする
学生の頃は
怪奇小説作家の一人として理解していたのだが
印象に残る作品は皆
気怠い雰囲気に満ちた物悲しいものだった
そんなことを 学生時代 誰にも話さないまま
働き出してからは すっかり遠ざかってしまうことになる
どんな経路で手に入れたのか それも覚えていない本であるのに
今 美しい人の手の中にある
なんとも不思議な絵になった
The ancient far-off sunset
み(@she_is_423)
書影は "POSEIDONIS" Clark Ashton Smith
Edited,with an Introduction and Notes,by Lin Carter
First Printing:July,1973 BALLATINE BOOKS
後記
画像順序は、殆どオリジナルどおり。
音楽は、The note from heaven から
Bruno Rodenbach sleep tight に変更している。
The note from heaven は、soundcloud からのダウンロードが許可されておらず、唯一可能だったのが、sleep tight 。この曲は、別の stamp に使用しているのだが、しかもそれは、お気に入りのものでもあるのだが、どうしても Bruno Rodenbach の曲を持ってきたく、已む無くの選択。
それでもスライドの雰囲気は、意図したとおりのものに仕上がった。
いずれ消えてしまう恐れのある stampsy 。他の作品も作りなおすことを考えている。
誰のためでもなく、私自身の平穏の為のものだから、誰にも告知しない。
この場所は、私が思っていた以上に、意味のある場所へと変わりつつある。
Comments